概要
クラウドサービスAWS(Amazon Web Services)のパートナーとしてシステム開発を行うベンジャミン様は、実績を証明する事例記事の制作を求めていました。AWSが認定するコンピテンシー取得の審査では技術的裏付けのある顧客事例が必要でしたが、社内には取材や制作の専門リソースがありませんでした。そこでAWS事例制作の実績を持つアンジーに依頼し、2025年6月のAWSイベント向けに複数社の顧客事例をWeb記事・ビデオ・チラシで展開。同年8月には国内アドバンストティア初のAIサービスコンピテンシーを取得し、営業現場での提案力強化や新規問い合わせの増加につながっています。
抱えていた課題
- 開発力・提案力に比して、技術実績や導入効果を分かりやすく外部に発信できていなかった
- AWS Summitに向けて、Web記事だけでなく動画やチラシなど多様なメディアで展開できる事例コンテンツが必要だった
- 営業現場でも活用できる汎用的な資料を、スピードと品質を両立しながら短期間で制作できる体制が求められていた
得られた成果
- 複数の事例コンテンツをWeb記事・動画・チラシで多面展開し、AWS Summit会場で効果的に活用
- 2025年8月、国内のアドバンストティアパートナーとして初となるAIサービスコンピテンシーを取得
- 営業現場での提案資料として活用し、技術提案や新規商談の信頼性が向上
制作した事例コンテンツ
- お客様事例インタビュー記事
- AWS Summit会場での上映動画
- イベントブースでの配布チラシ
【課題】技術実績の可視化とコンピテンシー取得に向けた事例整備が急務に
ベンジャミン様は、クラウド技術とアプリケーション開発を中核としたシステムインテグレーターです。2017年の創業以来、AWSアドバンストティア(上位認定)サービスパートナーとして、インフラからアプリケーションレイヤーまで、システムコンサルティング、要件定義、設計、構築・運用保守まで一貫したサービスを提供しています。クラウドネイティブ開発、データ分析基盤構築、内製化支援を強みとし、さらにSalesforceのコンサルティングパートナーとしても、CRMや営業支援システムの構築、外部システムとの連携開発を手がけています。
特に生成AI分野では先駆的な取り組みを進めており、Amazon Bedrockを活用した開発支援を数多く手がけてきました。Claudeなどの生成AIモデルを活用し、業務効率化や顧客体験向上を実現するソリューションを展開しています。
AWSパートナーとしての活動を推進する中で、ベンジャミン様は技術実績や導入効果を分かりやすく外部に発信したいと考えていました。特に、生成AIに関して優れた技術力と豊富な実績を持つパートナーをAWSが認定する「AIサービスコンピテンシー」取得のためには厳格な技術監査と導入実績審査をクリアする必要があり、信頼性を担保する公式な事例資料の整備が急務となっていました。
「常に新しい技術に挑戦し続けてきた従業員の努力と、日頃よりご信頼を寄せてくださるお客様のご支援を、AWSに認めていただける形で示したいと考えていました」と語るのは、代表取締役社長 兼CEOの川尻純氏です。
一方で、社内には取材・編集・記事制作を担う専門リソースが存在せず、事例コンテンツを自社で制作することは困難でした。加えて、2025年6月に開催されるイベント「AWS Summit」に向けて、営業現場でも活用できる汎用的な資料として整備する必要があり、スピードと品質を両立できる制作体制の構築が求められていました。
この背景について、Head of Sales & Marketingの近田恒夫氏は次のように説明します。
「AWSパートナーとしての実績を効果的に伝えるには、顧客課題や技術内容を深く理解したうえで記事化できる編集力が不可欠です。特に、AIサービスコンピテンシー申請やAWSとの協業案件推進においては、技術的裏付けと実績の明示が重要となります」
【解決策】AWS事例制作の専門性を持つアンジーに複数案件を同時依頼
こうした課題に対し、ベンジャミン様は、AWSをはじめとするIT・クラウドサービスなど、システムインテグレーション関連の事例制作を依頼してきたアンジーに制作を依頼することを決定しました。
制作パートナーとしてアンジーを選定した理由について、近田氏は次のように説明します。
「アンジーは、AWS事例制作の豊富な経験を有し、AWSユーザーでもあるため多様なAWSサービスへの理解度が高いです。特に、生成AIやサーバレス構成などのプロジェクトにおいても、表層的な紹介に留まらず、技術的特徴とビジネス価値の双方を的確に整理・翻訳いただける点が大きな決め手でした」
今回の制作では、ベンジャミン様が手がけた生成AI事例3件のコンテンツ制作を同時並行で進行しました。各案件とも内容が高度で、AWSおよび顧客側からの技術的修正指示を取り込みながら短期間で完成させる必要がありました。
アンジーでは、Webサイト向けの事例記事に加え、AWS Summit会場で上映する動画コンテンツも制作。効率を重視し、顧客企業への取材と動画撮影を同日に実施するなど、限られた時間を最大限に活用する制作体制を構築しました。
制作プロセスについて、近田氏は次のように振り返ります。
「技術の説明に対しても理解が早く、取材時にもお客様を相手に的を射た質問をされていました。記事と動画を同じ日に効率よく進められたのも、豊富な経験に基づいた段取りの良さがあったからだと思います」
さらに、事例記事と動画の完成後、AWS Summitのブースで配布するチラシ制作を別プロジェクトとして依頼しました。展示会直前という限られた時間の中、ベンジャミン様の従業員へのヒアリングから即座にデザインを起こし、短期間で仕上げる対応力が求められました。
アンジーの制作姿勢について、川尻氏は次のように評価します。
「ビジネスや技術への深い理解に加え、限られた期間内で高品質なコンテンツを仕上げるスピード感と対応力を兼ね備えたパートナーは貴重です」
【成果】コンピテンシー取得と営業活動強化を同時に実現
制作した3件の事例コンテンツは、AWSパートナープログラム上の公式な実績証跡として活用できる内容に仕上がり、AIサービスコンピテンシーの審査においても重要な役割を果たしました。結果として、ベンジャミン様は2025年8月28日付で、国内のアドバンストティアパートナーとして初となるAIサービスコンピテンシーを取得し、社内外から高い評価を得ています。
この成果について、川尻氏は次のように語ります。
「AWSに技術力と実績を認めていただいたことを励みに、今後も挑戦を続け、お客様のビジネス成長に貢献してまいります」
また、営業活動の現場においても、AWSサービスの活用方法や成果を具体的に説明できる資料として活用しており、技術提案や新規商談の信頼性向上につながっています。特にAWS Summitやパートナーイベント等での反応は好意的で、生成AIに関する相談や、業務システムへの組み込み方についての問い合わせが増加するなど、営業活動における前向きな変化を示す波及効果が現れています。
近田氏は、事例コンテンツの効果を次のように捉えています。
「費用対効果の面でも、制作コストに対して複数目的での再利用が可能であり、社内のマーケティング資産として継続的な価値を発揮しています。AWSからの評価も高く、パートナー連携の強化および次フェーズの提案活動において重要な基盤となりました」
今後、ベンジャミン様はAWSパートナーとしての活動領域をさらに広げ、生成AIをはじめとする先端技術の活用を通じて、企業の業務変革や意思決定支援に貢献していく方針です。特に、AWS環境での生成AI実装、サーバレス構成、Salesforce連携などを軸に、クラウド技術をビジネス価値に結びつけるシステムインテグレーションを強化していきます。
一方、アンジー自身もAWSのAIサービスを活用した記事制作の効率化に取り組んでおり、この仕組みを事例記事内製化支援サービスとして対外的に広めていく考えです。こうした取り組みに対し、川尻氏は次のように語りました。
「生成AIによるコンテンツ制作や自動化の領域では、弊社の技術知見を活かした連携によって、新しい制作プロセスや仕組みを共に実現できると考えています。AWSの最新技術を積極的に取り入れながら、コンテンツ制作の新しい形を模索していきたいです」
お客様の声
「ビジネスや技術への深い理解に加え、限られた期間内で高品質なコンテンツを仕上げるスピード感と対応力を兼ね備えたパートナーは貴重です」
川尻 純 氏/ベンジャミン 代表取締役
「技術の説明に対しても理解が早く、取材時にもお客様を相手に的を射た質問をされていました。記事と動画の取材を同日にできたのも、豊富な経験に基づいた段取りの良さがあったからだと思います」
近田 恒夫 氏/ベンジャミン Head of Sales & Marketing



会社概要
株式会社ベンジャミン
- 設立:2017年6月1日
- 本社所在地:東京都中央区日本橋久松町6-9 AS ONE日本橋EASTビル4F
- 従業員数:54名(日本39名、ベトナム15名:2026年3月現在)
- 事業内容:クラウド技術とアプリケーション開発を中核としたシステムインテグレーション事業を展開。AWS構築・支援・最適化サービス、Salesforce構築・支援、システム開発受託サービス・運用保守、自社サービス開発、オフショア開発(ベトナム)を手がける
- 特徴:AWSアドバンストティアサービスパートナーとして、インフラからアプリケーションレイヤーまで一貫したサービスを提供。2025年8月、国内のアドバンストティアとして初となる「AIサービスコンピテンシー」を取得。Amazon Bedrockを活用した生成AI開発支援を数多く手がけるほか、SalesforceコンサルティングパートナーとしてCRMや営業支援システムの構築も支援している