「フリーランチはどこにある?」──AIによる効率化の先に見える編集の未来

こんにちは。アンジーの森です。
以前、生成AIがもたらす編集制作の変化について書きました(生成AIは取材記事をどう変える?―人とAIのハイブリッドワークフローを考える)。
 作業を効率化するだけでなく、発想や構成といったクリエイティブな部分においても、AIは私たちのパートナーになりはじめています。


では、こうした変化の中で、編集プロダクションはこれからどんな価値を発揮できるのでしょうか。そして、記事を「作る側」と「頼む側」は、どんな新しい関係性を築けるのでしょうか。

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「テックで一発当てるはずが、気づけば創業20年」――CMSからスマホアプリ、生成AIまで、編集記者がもがいたコンテンツ制作の現場

こんにちは、アンジーの森です。
社名「ANDG(アンジー)」には、「ANALOG(人)」と「DIGITAL(テクノロジー)」を組み合わせるという想いを込めています。2005年の創業以来、編集の力とテクノロジーを掛け合わせ、デジタルネイティブな視点でコンテンツをつくり続けてきました。20期を迎えた今、私たちの歩みとこれからについてお話しします。

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生成AIは取材記事をどう変える?―人とAIのハイブリッドワークフローを考える

 アンジーの森です。生成AIはさまざまな場面で大きなインパクトを与えていますが、編集プロダクション業務を行う弊社でも、そのワークフローに大きな影響を及ぼしています。私自身、編集記者としてインタビューを行い、取材記事を制作していますが、そのプロセスもAIの進化によって変わりつつあります。

 取材記事は編集者が企画をして、記者やライターがインタビューを実施し、書き起こし、構成を組み、執筆・編集する流れで作られていました。しかし、生成AIの活用により、音声の書き起こしや記事の構成案作成、要約や文章の最適化といったタスクが自動化されました。これにより、記事制作のスピードが向上し、編集者やライターの負担が軽減される一方で、企画の独自性を打ち出したり、ファクトチェックを徹底し、より高品質な記事を作ることに人の力を集中できるようになっています。今回から始める、アンジーのブログシリーズもAIと共に執筆して私が編集して仕上げています。

 さて今回は、編集者やライター、オウンドメディアを手がける企業のPR担当者の方々に向け、AIを活用した取材記事制作の最新ワークフローを解説し、そのメリットと課題について考えてみます。

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